弊社は、タイでラッピングカー広告ネットワーク事業を展開する株式会社FLARE(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:神谷 和輝 以下「FLARE」)と業務提携を行い、ラッピングカーとBeaconを使った位置情報に関するマーケティングサービスにて連携することをお知らせいたします。
当社が提供するBeaconを利用した位置情報プラットフォーム、更にアドテクノロジー企業が提供するSSPなどを組み合わせた「統合位置情報サービス:pinable(ピナブル)」と、FLAREが運用するラッピングカー事業において、動体からのBeaconによる実証実験を実施し、ラッピングカーに搭載されたBeaconから発信されるBluethoothを歩道にいる人だけなく、ビル内にいる人や、歩道橋にいる人にも通常の運転速度で受信できることを確認しましました。これによりFLAREが提供するラッピングカーは、見せる広告だけでなく発信する広告までカバーできるようになります。
ユーザーは、自分のスマートフォンに入っているアプリやSNSアプリに対して、ピンポイントに情報が飛んでくることになります。pinableの機能により同じ情報を配信する車が通過しても、同じ情報が重複されることはないので、ストレスを感じることはありません。
またFLAREが保有するラッピングカーの走行データとpinableが持つ情報配信のコンバージョンデータを組み合わせることにより、どの地域でラッピングカーを走らたり、Beaconによる情報発信をすることが効果が大きかについて分析をし、より効果的なラッピングカーの走行及び情報配信につなげていくことが可能になります。
FLAREは今後、タイだけでなくその他の地域でも展開を予定しており、弊社はそれぞれの地域でFLAREと協業をして新しい形の広告配信を提供してまいります。
※pinableとは
pinableはいままでのGPSやWifiなどのエリア的な位置情報プラットフォームではなく、ビーコンを使用することで、よりピンポイントな位置情報を利用した広告やマーケティング分析のソリューションを提供します。それらによって得られたビッグデータをロケーションDBとして構築し、位置情報だけでなく属性や行動パターン、周辺環境などのタグ情報も含めた情報をマーケティング分析し、よりエンゲージメントの高いソリューションの提供を可能にします。
<pinableを活用したマーケティング活用事例について>
自社の既顧客が主要ポイントを通過したタイミングで、自店舗への呼び込み広告を配信。ビーコンを利用した実店舗へのリターゲティング広告に活用。
- 実店舗の位置情報と、pinableに連携された各種位置情報データを統一IDで横断的に分析し、商圏毎のユーザー特性を把握。位置連動型のCRM施策に活用。
- 主要ポイントで配信されたビーコン情報を活用し、ポイントからからポイントへの移動情報を分析。データを軸とした位置情報CRMを実現。
弊社は、pinableと共にValue Beacon Network(バリュービーコンネットワーク)により、自社やクライアントだけでなく、位置情報で事業をしている企業全体でのアライアンスを組むことにより、位置情報のインフラの構築を進めてまいります。